介護スタッフ（Eさんの場合）

中学2年生からガンを患っていた長女は、進学から就職に至るまでに、たくさんの人から支えられ助けられてきました。私自身、病気の娘を育てながら20年間会社を経営できたのも、これまで支えてくださった方々のお陰だという思いがありました。
妻の美容サロンが高齢者への訪問美容を始めたのをきっかけに、初任者研修を取得し「今度は自分が支える側になって恩返しがしたい」という思いから介護の仕事を始めました。

デイサービスとは違い、グループホームは入居者様がお住まいになる場所なので、一番安らげる場所にしたいと考えています。入居されたばかりの時は不安感も強いので、出来るだけ一人ぼっちにさせないように、声掛けをしています。
また、一緒に洗濯物を畳んでいただく、夕飯の盛り付けを入居者様に手伝っていただく等、それぞれの自立支援や自己実現につながる取り組みにも力を入れています。

転倒などの事故があった際に、ご本人と直接お話し、スタッフに情報共有を行うリスク委員を担当しています。リスク委員が中心となって原因究明や再発防止策を考え、ヒヤリハットで留めることが事故の防止につながります。
リスクマネージメントに限らず、経営や管理職など自分のこれまでの経験を活かして働けていると感じます。

命を預かる仕事なので、職員同士のちょっとした声がけやチームワークを大事にしています。イリスでは職員同士がお互いの優先順位を理解できている事もチームワークの良さにつながっていると思います。ご入居者様と職員のコミュニケーションには個人差がありますが、チームワークでフォローし合っています。